昔ながらの『武道』を目指しています
武道は、体の小さい者や力のない者でも外敵から自分の身を守るために生まれたそうです。峰丈流ではこの昔ながらの武道としての空手を目指し子どもたちに「自分が自分らしく生きるため」の生きぬく強さを身につけて欲しいと考えて指導しています。勝ち負けだけのスポーツ空手とは違います。
子どもたち『1人1人が主役』です
峰丈流は、子どもたちの個性を伸ばすことを大切に考えています。指導員は一人一人に目を向けて「その子自身が過去からどれくらい成長したか?」を見い出すようにしています。周りと比べることはしません。また、団体競技のように補欠が出る事もありません。峰丈流では一人一人全員が主役です。一人一人が人生の主役となって自分らしく輝ける。そのためのお手伝いができれば幸いです。
『身の丈徳育講座』があります
稽古の最後の15分程度を「身の丈徳育講座」の時間にあてています。同講座では、峰丈流の理念をテーマに、それぞれが自ら考えたことを自由な空気の中で一人一人発表します。稽古で心技体を鍛えたあとは、身の丈徳育講座で考える力・発表する力・共感する力を養います。また、この講座と日々の稽古とを両方とも実践することにより、身体だけでなく生きていくために必要な全ての力を鍛え、文武両道を目指しています。それを通して智力・体力・精神力などの総合的な人間力を培います。
審査に受かると『帯』の色が変わります
他のスポーツや習い事では「なかなか目標が持てずに頑張ることができなくなってしまった」という声を聞きます。峰丈流では、三ヶ月に一度の進級審査会で合格すると帯の色が変わっていきます。白からオレンジ,青,黄,緑,茶色・・・と段階を踏むことで、成長できていることを実感できます。また、目に見える変化が子どもたちの目標設定をしやすくしているようです。
『安全な稽古』を目指しています
実際に相手と身体でぶつかり合い戦う稽古を「組手」といいます。修行を積み基礎を身につけ準備ができた者は、この組手に挑戦します。痛みを知ることで他人の痛みがわかるようになります。怖いこと、嫌なことから逃げない勇気を持つこともできます。怪我を過度に恐れ、人とぶつかることから逃げていては、その経験ができません。しかし怪我をして、心身を鍛えるためである稽古ができなくなっては本末転倒です。そこで峰丈流では、サポーター・防具をつけ組手を行うよう指導しています。このことで比較的安全に組手を行えるよう工夫しています。